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プライベートスタジオ構築

Vol.00:スタジオデザインの考案 / 下準備

音楽用の「プライベートスタジオ」

音楽活動を長く続けてきた方〜これから始めようと思っている方、皆さんにとって夢のようなキーワードですよね。
私も同じく、30年近くプライベートスタジオを持つことを夢見てきました、ただのおじさんですが、特別音楽的な才能もなかったので、地味に音楽活動していても世に知れ渡るようなことはありませんでした。というか、音楽活動はやったりやらなかったり、です。
そして「いやいや、音楽活動も中途半端だし、夢は見ても実際はプライベートスタジオなんて作らないでしょ?芸能人じゃあるまいし」。私も実現する前は家族や友人からは、こんなような言葉で一蹴された記憶があります。
でも「日々仕事で忙しくても時間に左右されることなく音楽がやりたい」や、「死ぬまで音楽活動をしていたい」とか、「どんな形でも音楽をやりたいんだ」等という気持ちは、私にしか分からないことなんですよね。仕事が忙しくなりすぎて、音楽活動が途切れてしまう時期があっても、いつかまた落ち着いたら再開したい、そんな気持ちで断続的に続けてきました。
日々時間が少ないからこそ、諦めずに生活へ音楽活動を浸透させたいなぁと思い、簡単に気兼ねなく使用時間に悩まされることのない「防音効果の高いプライベートスタジオ作り」への想いが、どんどん強くなっていきました。
そして現代はYoutuber等の台頭もあるのかないのか、性能はそれぞれでも意外と自前の防音室を作られる方が多くなっているようです。昔に比べて、費用もだいぶ安く済みようになったと思います。
それでも、一般的には大それた計画ですし、気合いのいることなので、「新築で家を建てるタイミングに、しれっとねじ込ませる(笑)」というのが一番多いのではないかと思います。または既存の建物の内装をスタジオ防音室仕様にする。私の場合は、家を新築するタイミングも必要もなかったので、後者のような「既存の自宅内装をスタジオ防音室仕様にする」というものでした。
このサイトに興味をもってご覧になられている方は、おそらく「プライベートとまでは言わなくてもスタジオ防音室作りを検討中」または「防音室の仕組みを知りたい」という方が多いのではないかと思います。
そんな方々に「私の場合」の「プライベートスタジオを実現するまでの道のり」をお伝えし、少しでも夢のスタジオ防音室作りの参考になればと思っています。ただ方法は様々であるかとも思いますので、決して「これが最良方!」と豪語するわけではありませんので、あくまでも参考程度でご覧ください。
それとくどいですが「私の場合は…」という観点で書いています。あまり防音工事として詳細で専門的な内容でもありませんので、もしそういった知識を身に付けたいのであれば、その他のサイトを参考にされることをオススメします。
ただ、私は結果的にスタジオ防音室作りに一発で「成功した」と思っています。笑
それもひとえにスタジオ防音室施工業者さんの経験と技術や知識の賜物だと思っています。もちろん家族の理解あってのことですが。
スタジオ防音室が完成してからというもの、以前よりも圧倒的に生活へ音楽活動が浸透しましたし、やりたいこともどんどん増えてきているような状況です。

さて、私はプロミュージシャンでもなければ、プロのインテリアデザイナーでもありません。ウェブデザイン業をサラリーマン時代から数えて15年ほど(2019年現在)してきましたが、今回のようなスタジオ内装もデザインという意味ではやってやれないことはないかな?と考えていました。そもそも音楽もスタジオも大好きですし。
そして何よりも「どうせ作るなら自分の好みのデザインを実現したい」というのが一番の理想でした。

再三の家族への説得後(笑)、ようやくプライベートスタジオ作りを実現出来るタイミングとなり、本腰入れて考えてみることにしました。
さほど多くありませんが、これまでのバンド活動や個人練習などで街のリハーサルスタジオをいくつか利用してきました。しかし防音性能・防振性能・音響・内装デザインに至って、全て揃ったような「これだ!」と思うスタジオには残念ながら巡り会えませんでした。
前述通り、プロミュージシャンではありませんので、「音響」についての専門的な知識も、聴く耳もなく、せめて「防音性能・防振性能」と「内装デザイン」だけは自分の納得出来るスタジオを作りたい!と考えました。
音響や防音性能・防振性能については、スタジオ防音室施工業者さんにお任せして、素人ながら内装デザインだけは自分で行うことにしました。
上のイメージ画像はウェブで素材画像をあれこれ拾ってきて、稚拙ながらPhotoshopにて制作しました。インテリアデザイン専用ソフト等は一切使っていないため、パースはめちゃくちゃです。笑
このデザインイメージに行き着くまでにも1年ほどの時間がかかりました(仕事で、それどころじゃなく放ったらかしの時期もあり)が、その間にデザインはもちろんのこと、どんな仕様になるかな?どんな機材を導入しようか?そして先立つものがないと…いった具合で検討時間だけはふんだんにあったので、以前からボチボチ行なっていたスタジオ貯金も加速し、結果として自分の納得いくデザインが出来上がったり、費用面でも折り合いがつきました。
仕事も趣味も、何に関しても言えることですが、やはり考える時間の量や質は一番大切にしたいですよね。この時期はスタジオ防音室を作るためなら!と、生活に張り合いが出ましたし、何よりモチベーションアップにも繋がりました。

今回目指したスタジオ防音室のクオリティとしては、「近隣への音漏れについて、気兼ねなくバンド演奏が出来る(もちろん生ドラム演奏を含みます)」と「簡易的な録音が可能なスタジオ」です。
「バンド演奏が出来る部屋」というのは、実は敷居の高いことで、どうしても室外への音や振動漏れがネックになります。ドラムの低音や振動もさることながら、ベースが含まれるバンドアンサンブル音は凄まじい音響パワーとなります。
そのためか現時点の建築技術では100%防ぐことは難しいのではないかと思われます。今回私は地下室(総面積の1/3程度)へ作ることになったので、「地下の前室までの音や振動漏れはある程度ならOK」とし、その代わり「地上へ音漏れしないこと、躯体を伝って階上の部屋へ音や振動が伝わらなければ問題ない」としました。
さらに簡易的とはいえ録音をしたいため、室外からの環境音をシャットアウト出来るクオリティにもしなければなりません。

そういったことなどを踏まえ、いよいよ憧れの「プライベートスタジオ作り」のストーリーがスタートです!

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